私は埼玉県に住んでいます。我が家は築20年になる一戸建てで、そろそろ外壁塗装が必要だと感じていました。
家の外壁が年々老朽化しており、塗装が剥げ落ちている部分も目立っていたので、これ以上放置するわけにはいかないと思っていました。
そんな時、偶然にもポストに外壁塗装を請け負う地元の業者から見積もりの案内が届き、タイミングが良いと感じました。
外壁は外から見えるので、業者が見て回っているのかもと思いました。
その業者は街でよく見かける宣伝看板があることから、知名度が高いという安心感もありました。
早速、業者に電話をかけて現地調査のアポイントメントを取りました。業者の担当者は親切丁寧で、家の状態や塗装にかかる費用について詳しく説明してくれました。
また、期間限定で足場無料キャンペーンを実施中であることや、契約が成立すればすぐに作業を開始できることを強調していました。
見積もりの際に業者が提案してきたのは、高耐久で効果が長持ちするフッ素塗料を使った外壁塗装で、契約金額は150万円でした。
その場で契約を結んで、全額前払いしたのが運の尽きでした。
違う塗料を使われた?下地処理が不十分、作業員が近所に迷惑をかけた
工事が始まると、すぐに何かおかしいと感じることがありました。
作業員が不慣れで、塗り方が雑だったり、約束のフッ素塗料ではなく、やや色が異なる塗料を使っていることに気付きました。
業者は塗料の缶にはアクリル塗料と書かれていますが、中身はフッ素塗料です。色は小さな色見本とは違って見えることがあると言っていました。
これに加えて、作業員たちは適切な安全対策を講じず、周囲に迷惑をかけるような状況がしばしば発生していました。
足場を組み立てる際、金具を隣家に飛ばして植木鉢を割ったり、高圧洗浄の際、隣家の車に水をかけたり、フォローが大変でした。
さらに、工事の進行が遅れ、業者からの連絡もほとんどなく、何度も問い合わせるはめになりました。
予定していた塗装工事期間(10日)を大幅に過ぎても工事は完了せず、家族のストレスが増していく一方でした。
約1カ月で塗装工事は完了しましたが、塗り漏れがあったり、下地が補修がされていないようで塗装面にひび割れや、小さな穴がありました。
業者に連絡しても延ばし延ばしにされて、なかなか対応してもらえず、塗られていなかった箇所を塗ってもらうのに1ヶ月半ぐらいかかりました。
下地が補修がされていない箇所については、見積りに入っていないので、対応する場合は追加料金が発生すると言って対応してもらえませんでした。
どうやら私は悪徳業者に騙されてしまったようです。後から調べてみると、この業者は他にも同様の被害を出していたことが判明し、非常に悔しい思いがしました。
埼玉県の悪徳業者の手口など
悪徳業者の手口など
- 期間限定で足場無料キャンペーンを実施中
- 塗装技術、下地処理に問題あり
- 作業員が近所に迷惑をかけた
- 塗装工事がスケジュールより遅れた
- アフターフォローが遅い
- 追加料金を請求された
これから外壁を塗装する方にお伝えしたいこと
このような悪徳業者に騙されないために、皆さんに注意してもらいたいことをお伝えします。
まず、外壁塗装業者を選ぶ際には、口コミや評判をチェックしましょう。
インターネット上で業者の評判を調べることができますし、知り合いが外壁塗装を依頼したことがあれば、その業者について聞いてみると良いでしょう。
次に、見積もりや契約をする際には、細かい内容まで確認しましょう。契約書には使用する塗料や工法、工事期間などの詳細が記載されているはずです。
金額や支払い条件もしっかりと確認しましょう。もし、契約内容に不明な点があれば、業者に質問し、納得できるまで説明を受けることが大切です。
キャンペーンや、値引きに注意して見積り説明時にすぐに契約を結んだり、全額前払いの業者とは契約しないようにしましょう。
また、一括見積もりサイトを利用して複数の業者から見積もりを取ることもおすすめです。
それぞれの業者の提案内容や価格を比較することで、適正な価格やサービスを見極めることができます。ただし、安さだけで業者を選ばず、信頼性や実績も重視しましょう。
さらに、工事中も定期的に現場をチェックすることが大切です。仕上がりが雑だったり、約束の仕様と違う塗料を使っていることがあれば、すぐに業者に指摘しましょう。
早期に問題を見つけることで、後からトラブルに発展するリスクを減らすことができます。
最後に、万が一悪徳業者に騙されてしまった場合には、消費生活センターや行政に相談することが大切です。被害を抑えるためにも、早期の対応が必要です。
私の体験談が、皆さんの参考になれば幸いです。外壁塗装は家の美観や耐久性に大きく関わるため、慎重に業者選びを行い、安心できる外壁塗装を実現しましょう。
悪徳業者に騙されないよう、十分に注意してください。