外壁塗装は業者に依頼すると一戸建て(2階建て、40坪程度)でシリコン塗料以上なら、100万円以上が相場です。
金額がかなり高いので、業者に依頼するのをためらっている人も多いのではないでしょうか。
外壁をDIYで塗装することは簡単ではないと分かっていても、費用を節約するために、DIYを考えている人も少なくないと思います。
この記事では私が検討したDIYでの外壁塗装について解説します。
DIYでの外壁塗装は可能だと思いますが、コスト削減にはならないことが分かりました。
DIYでの外壁塗装を検討
外壁塗装工事の流れは以下の通りです。
- 足場組立て
- 高圧洗浄
- マスキング、養生
- 下地処理、コーキング打ち直し
- 外壁の塗装(下塗り、中塗り、上塗り)
- 点検、手直し、養生撤去
- 足場解体
足場組立て、解体
自分で足場を組み立てられるとは思えません。
足場なしでハシゴ、脚立では難しいと思います。無理してケガはしたくありません。
ローラーを延長して塗装はできそうですが、高所の高圧洗浄、マスキング、養生、下地処理、コーキング打ち直しは難しいでしょう。
足場のみ業者に依頼してレンタルすることも考えましたが、1カ月で20万円程度かかることが分かりました。
外壁塗装は職人2人で10日間~2週間程度かかることを考えると、素人が1人で1カ月で外壁塗装を完了するのはほぼ無理だと思います。
2カ月で外壁塗装が完了したとしても、足場レンタルに40万円程度かかることになります。
外壁の高圧洗浄
高圧洗浄機が必要なので、レンタルできる業者を探しましたが、リフォーム関係の業者向けで個人に貸し出してくれるレンタル業者は見つけられませんでした。
レンタル業者を探していて外壁の高圧洗浄で使うのに適した高圧洗浄機は以下のようなものであることが分かりました。
- エンジン式
- 吐出圧力 15.0MPa(153kgf/cm2)
- 吐出水量 13.0L/min
- 防音型
- ターボノズル付き
ヤフーショッピングで検索したところ、35万円程度することが分かりました。
足場組立て、解体と高圧洗浄機で合わせて、75万円ですので、ほぼDIYはないなと考え始めました。
塗料、コーキング材などの材料費
外壁塗装で使う材料には以下のようなものがあると思います。
この中で最も高額なのは塗料です。業者の見積書によると、50万円(フッ素塗料)程度です。
塗料のグレードによって金額は変わりますが、DIYでグレードの低い塗料を使おうとは思いません。
それ以外の材料を合わせて、10万円で計算しても60万円です。
ここまでで、DIYはコスト削減にならないことが分かりましたので、計算もどんぶり勘定です。
- 塗料(下塗り、中塗り、上塗り)
- コーキング材
- コーキングガン
- ローラー
- 軍手
- 脚立
- マスキングテープ
- ガムテープ
- マスカー
- プライマー
- ケレン工具
- 地面用の養生シート
まとめ
DIYで外壁を塗装すれば、悪徳業者に騙されることはありませんが、以下のようなデメリットがあると思います。
- 外壁塗装業者に依頼するより高額になる可能性が高い
- 時間と手間がかかる
- 転落事故の可能性がある
- 塗装品質、耐久性に問題が発生する可能性があり、保証がない
平日は仕事で土日しか作業できない場合、業者に依頼した場合と比べて何倍も時間がかかってしまうと思います。
外壁塗装業者が職人2人で2週間かかったとして週1日休みで、2X12で24日かかることになります。
DIYの場合、素人なので、倍の48日で計算すると、月8日作業したとして、6カ月かかることになります。
そうなると、足場のレンタル代だけで、6X20で120万円です。全くコスト削減にはなりません。
DIYで2カ月で作業が完了したとしても、合計135万円ですので、外壁塗装業者に依頼するより高額になります。
DIYが好きで好きで絶対に自分でやるという人以外には信頼できる外壁塗装業者に依頼することをお勧めします。
- 足場レンタル:40万円
- 高圧洗浄機:35万円
- 塗装などの材料費:60万円